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若草野球部30069
東海岸さざなみ1522x10
本日より「第62回(平成31年度)茅ヶ崎市少年野球大会 兼 第5回J:COM旗争奪学童軟式野球大会」が開幕。5月2日の決勝まで茅ヶ崎公園球場をはじめ、市内の各小学校グラウンドで熱戦が繰り広げられる。
そして、我が東海岸さざなみは、開会式後の第二試合に登場。しかも相手は先の「相模親善旗杯」の準々決勝で敗れた若草野球部さん。リベンジの大チャンス!

まず、最初にご報告すべきは、今シーズンが始まって、練習試合も含めキャプテンじゃんけん全敗だったKTR君が、本日ついに、じゃんけん初勝利!
おめでとう、KTR君!こいつは幸先が良いぞ。

さて、試合の方だが、本大会の開幕投手は神足・DI君。朝から気温が低く、本来の調子がなかなか出せずに初回は3点を許す。
その裏、一番のDI君がセカンドのエラーで出塁すると、すかさず盗塁。その後、三塁まで進塁しツーアウト。迎えるバッターはじゃんけんに勝った主砲・KTR君。3球目を叩いた強い打球はショートの股間を抜け、すかさず1点を返す。取られても、すぐに点を取り返していくあたりが、今年の我がチームのメンタル面の強さと言って良いだろう。
2回以降、落ち着きを取り戻したDI君はピッチングの勢いも増し、2イニングを0点で抑える好投。今さら気づいたのだが、DI君は立ち上がりのピッチングが良くなかったとしても、その後、自身が塁に出てダイヤモンドを走り回ってくると、その後のピッチングが良くなる気がするのだが、気のせいだろうか?

さあ、攻撃の話に戻すと、本日「恒例」の「1回目」の山場が2回裏に訪れる(すでにお気づきでしょうが、「1回目」なのでこの後に、また盛り上がり部分がありますよ。チャンネルはそのまま!)。

2点ビハインドの2回裏、先頭の六番・SK3がへっぴり腰のレフト前テキサスヒットで出塁すると、後続もフォアボールで出塁し、ワンアウト満塁の場面で一番に返って、神足・DI君。このおいしい場面に、素直なDI君はニヤケ面でバッターボックスに向かう。
1球目ファールの後の2球目を捕らえ右中間へ、2点タイムリーで同点に追いつく!
なおもランナー二、三塁でバッターは、二番、ザ・野球の申し子・ASK君。3球目をセンター前へ鮮やかに弾き返し、二塁ランナーの神足・DI君まで返って、2点勝ち越しタイムリー!
その後も主砲・KTR君のセンターへのタイムリーでさらに1点を追加し、この回、一気に5点。打者一巡の猛攻を見せ、6−3のダブルスコアとする。

3回裏にも「恐怖の下位打線」(「絶賛発展途上」から「絶賛発展中」へ昇格)の中核、NOK君がセンター前のヒットで出塁し、そこから相手ピッチャーの4連続フォアボールで2点を追加。
8−3と大きくリードを取って4回表に進む。

しかし、先述の通り、前回の試合で大敗を喫した若草野球部さん。相手も負けず劣らずの粘り強さ。本日「2回目」の山場がやってくる。
試合経過途中だが、私感を述べさせていただくと、本日の試合は、両チームともにリードしてもリードされても、決して油断しない、諦めない、最後のゲームセットまで「野球」をし続ける、これが最近の子供達なのか、と感心させられてしまう内容に、両チームの選手の子供達へは大きな拍手を送りたい。

4回表、先発のDI君が先頭バッターを四球で出すと、二番手にザ・野球の申し子・ASK君が登板。しかし、リリーフはやはり難しいもので、ASK君もフォアボールやエラーが絡んで、一気に6点を献上し、1点勝ち越されてしまう。

4回表を終わって8−9。
我がチームの子供達は、どこまで「ドラマのような展開」が大の好物なのだろう。
それでもベンチ内の雰囲気は、悲壮感や焦燥感のようなネガティブな空気はなく、いたって普段通りに「野球」をし続けている。

4回裏の先頭は、六番のSK3から。5球ファールで粘りに粘って、最後はスイング三振だったが、前の回から代わっている相手ピッチャーには相当プレッシャーを与えられたようで、続く七番のTTK君がワンアウト、ランナーなしの場面で出ましたっ!
強振した打球はライトオーバーのスリーベース!チャンスを作る。

さあ「3回目」の山場ですよ、みなさん。

バッターは「恐怖の下位打線」(今後、別の名称をつけたいと思いますが、何か良い案がある方はお知らせください)、八番・ラッキーボーイ?・NOK君!
※ラッキーボーイ「?」に関しまして・・・・・ベンチ内の子供達の間では、NOK君を先日の大会以降「ラッキーボーイ」と称しているのだが、若干、語尾を上げて疑問形のような言い方をしたり、みんなで「ラッキーボーイ?」と確認し合っているので、そのまま語尾に「?」を付けて掲載します。

カウントはツーボール、ツーストライクの平行カウント。相手ピッチャーが投げた6球目をきれいにレフト前へ弾き返し、TTK君がゆっくりホームイン。同点に追いつく!
子供の成長とは、これほどまでに急速に進むものなのか、と驚嘆するばかりである。もはや、この成長速度は「音速」と言っても過言ではないだろう。

ここで、またしてもおいしい場面で登場の一番、神足・DI君がニヤニヤと打席に向かう(笑)。しかしながら、この子達は心底、野球を楽しんでいるのだな、と感心するばかりだ。

結果、センターへのテキサスヒットで出塁。タイムリーには繋がらなかったが、時間的にこの回が最終回になりそうな中で打線を繋ぐ。

二番のASK君が四球を選び、ツーアウト満塁、一打サヨナラの場面で本日当たりはないものの打撃好調の三番、エース・YNS君。

ボール先行ながらスリーボール、ツーストライクのフルカウント。相手ピッチャーが投げた6球目をライト前へ運び、三塁ランナー、音速の貴公子・NOK君がホームイン!この瞬間、時間切れとなり実質、サヨナラとなる。

本大会予選リーグの初戦を勝利で飾る、幸先の良いスタート。取られたら取り返し、かつ1点差の僅差のゲームをモノにした戦いぶり、そして、見事、リベンジを果たしたさざなみナインには改めて大きな拍手を送りたい。