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東海岸さざなみ100236
鶴が台フェニックス000055
「第62回(平成31年度)茅ヶ崎市少年野球大会 兼 第5回J:COM旗争奪学童軟式野球大会」の予選リーグ、第三試合(最終戦)。
対戦相手は、鶴が台フェニックスさん。強敵。

この試合に勝てれば、予選リーグを「全勝」で通過し、決勝トーナメントへ駒を進めることになる大一番。

まず、恒例のキャプテンじゃんけんは、皆さんのご期待通り「負け」の「先攻」。
キャプテン・KTR君が戻ってきて、チームの皆はもはや「じゃんけん」の勝敗には気にもしておらず、(「どうせ、じゃんけんは負けたんでしょ」的な前提で)「先攻」だったのか「後攻」だったのかを確認する始末。本日は(負けて)「先攻」と聞き、「最初に攻撃ができる!」と湧き上がる皆のやさしさ(?)に中年心に微笑ましくもあり、頼もしくもあるが、もう少しじゃんけんで勝てないものだろうか。

さて、試合の方だが、相手ピッチャーは左の本格派。今シーズンの我がチームとしては、初めてのサウスポーとの対戦。1回表、先頭の神足・DI君が四球で出塁し、すかさず盗塁してノーアウト二塁。二番、ザ・野球の申し子・ASK君の三塁線への絶妙な送りバンドでワンアウト三塁。
三番、エース・YNS君のセカンドゴロの間に三塁ランナーのDI君が生還。ノーヒットで1点を先制した。幸先良し!

先発は神足・DI君。先週の不名誉の負傷の傷も癒え、万全で臨んだ本日は立ち上がりから完璧で、4回を投げて四死球3つながらノーヒットピッチング!のナイスピッチング!!

その中で際立ったプレーは、2回裏の守備。相手チームの先頭バッターは4番。ツーボール、ツーストライクからの6球目をハードヒットされた低く鋭い打球はレフト前へ・・・・・と思いきやっ!
ダイビングしたショート、ザ・野球の申し子・ASK君のグローブの中へ!
あの強いライナーのボールがASK君のグローブへ吸い込まれる瞬間、スローモーションのようにくっきりと筆者の老眼と脳裏に焼き付いたのだが、あのビックプレーはプロ野球選手でもシーズン中に何回できるか、というほどの大ファインプレーだ!もう、ずっと興奮しております!年甲斐になく。今夜の「プロ野球ニュース」の「プレイ・オブ・ザ・デイ」に取り上げられてもおかしくない、いや、取り上げなかったら番組プロデューサの編集能力を疑う。

これぞ、ザ・野球の申し子・ASK君の真骨頂!

野球を愛し、野球に愛された男!打つ、走る、守る、すべての野球の生みの親!!人呼んで、ザ・野球の申し子・ASK君!!!

本日は、このプレーからASK劇場の幕が上がる。

2回表の攻撃。ワンアウト、ランナーなしで六番のSK3がツーストライクの後、4球続けてファールで粘り、次の7球目を捉えた大飛球はライトオーバーのツーベース。これが、両チーム通じての初ヒット。しかし、得点に結びつかず。

1−0の膠着状態から、試合が動いたのは4回表。
ワンアウト、ランナーなしで四番、KTR君が相手のエラーで出塁すると、五番、超ユーティリティプレイヤー・YJ君のピッチャーゴロで二塁へ進塁。ツーアウトで六番、SK3の高々と上がったフライが相手のエラーを誘い、二塁ランナーのKTR君が一気にホームインで2点目。

この日の会場は風が強く、高いフライはことごとく風に流されていたため我がチームにとってはラッキーな出塁が続いたが、相手チームにとってはアンラッキーだった。

SK3の三盗後、七番、(新)さざなみ恐怖の下位打線の核弾頭・TTK君のサードへの内野安打の間にSK3が生還し3点目を追加し、3−0。

5回表は八番、元祖ラッキーボーイ?・NOK君が四球で出塁し盗塁成功。九番、下位の主砲(候補)・MNさんが三振に倒れワンアウト。一番に戻り、神足・DI君がレフト前ヒットを放ち、ランナー1、3塁。

さあ、ここで登場するのは本日の座長、ASK君!ワンストライクの2球目をセンターへきれいに弾き返し、2点タイムリーで5−0。
四番、KTR君が打った打球を相手がエラーする間にもう1点追加し、6−0。

ここまで有利な展開で回が進み、誰もが勝ちを確信した最後の守り。
しかし、しかし。だが、しかし!
ここで終わらないのが野球の醍醐味であり、相手チームの強さでもあった!というよりも、ドラマ好きな我がチームの子等は、どこまで試合の「見せ場」を作れば気がすむのだろうか?

6点リードで迎えた5回裏。マウンドには、この回から登板の座長・ASK君。ピッチング内容は良かったのだが、やはり強敵。怒涛の反撃にあい、先頭の八番バッターから2点を許し、その後、ツーアウトを取りながらもさらに3点を奪われ、6-5と1点差まで詰め寄られる。打者一巡で、なおもランナーは2塁。

この状況には、さすがのタフボーイ&タフガールにも緊張の色が見えた。
おそらく、今シーズンが始まって初めてではないだろうか。フィールド内の皆のあの固い表情は。

それでも、気を取り直したタフボーイ&タフガールは9人目の最後の打者をサードゴロで仕留め、6−5で勝利!!!

これで、予選リーグを「全勝」し、ブロック1位での決勝トーナメント進出が確定!

今日は今までとは違うハラハラドキドキのゲーム展開だったが、この「5回裏」に追い込まれる状況を経験できたことは、これからの我がチームが大きく成長していく中で必要不可欠なことであり、とても大きな意味を持つ。

両チームともにナイスゲーム!

さあ、次からは決勝トーナメント。もはや、周りには強いチームしかいない。油断も隙も許されない緊迫した試合が続くだろう(勝てば、だけど)。

しかしながら、タフボーイ&タフガールよ。野球を存分に楽しみまくるが良い!!皆が思い描くそれぞれの「野球劇場」を実現すれば良いさ。