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一色イーグルス1020101510
東海岸さざなみ000500027
【二大会連続の初戦敗退】

南部リーグ優勝で勝ち取った「第11回山本昌広杯少年野球大会」の出場権。

湘南各地域のリーグ戦などを勝ち抜いてきた強豪チーム達が集う、夏の熱い戦い。

 

一回戦のお相手は、二宮町の一色イーグルスさん。

 

さあ、さっそく恒例のこのコーナー!

KTR君の「キャプテンじゃんけん」。今日の結果は・・・「勝」って「後攻」!勝率はついに「.300」に乗った!(詳しい勝敗はこちら)。

 

では、試合内容に移っていこう。

本日の相手チームのは投手・守備・打撃、どこを取っても9人の選手達はしっかりとまとまっていて、おそらく、今シーズンの対戦相手の中でも1、2を争う、素晴らしいチームだった。

我がチームは初回から3回までパーフェクトに抑えられ、守備においても内外野ともにソツがない完璧な守り。エラーを期待することは、まずできない。

打撃においても、1〜9番まで振りが鋭く、例え空振りでも、皆、フルスイングで向かってくる。

特に上位打線から生まれたヒットの数々は、我がチームの先発、エース・YNS君のストレートを完璧に捉えられ、いずれも左中間、三塁線を抜けていく強い打球だった。

攻守ともに、よく鍛えられたチームである、と感じる。

 

そんな対戦相手に、初回に先制点、3回にも追加点を許した3点ビハインドの4回裏の攻撃。

 

先述の通り、3回までパーフェクトに抑えられていた我がチームの打撃陣。

先頭バッターは、神足・DI君。初回はレフトフライ。初回の相手ピッチャーとの対戦から球質を確認したところ、「最初の打席はバットの出し方をミスっただけ(打てないわけじゃない)。次は捉えられる」と言い残して打席へ。

そして、初球。完璧に捉えた打球はライト方向へハードヒット!強い打球がライトのグローブを弾き、後ろへ逸らした間に神足を飛ばして、一気に三塁へ!

有言実行。我がチームの1番バッターも本当に「好(よ)い」バッターだなぁ、とつくづく感じた(5回裏にもセンターオーバーのツーベースヒットと打撃好調)。

 

このヒットを皮切りに、我がチームの怒涛の反撃が始まる。

 

続く2番、ザ・野球の申し子・ASK君も負けじとセンターオーバーのタイムリーツーベースヒットでまず、1点を返す。

3番、エース・YNS君がショートフライに倒れ、ワンアウト。

4番、主砲・KTR君がしぶとくライトへのテキサスヒットで出塁し、ランナーが一、三塁。

5番の超ユーティリティプレイヤー、YJ君が放った大飛球はセンターオーバーの2点タイムリーとなるツーベースで同点に追いつく!

さあ、攻撃はまだ終わらない!!

6番、SK3がセカンドへの内野安打で出塁し、セカンドランナーのYJ君は三塁へ。SK3も盗塁してワンアウト、ランナー二、三塁。

迎えるバッターは、名手、TTK君。ワンボールからの二球目。アウトコースに外してきた球をスクイズ!

小フライの打球はピッチャー前に落ち、三塁ランナーYJ君が生還!ピッチャーが一塁へ転送・・・の間に、二塁ランナーのSK3もホームイン!

ツーランスクイズが成功し、2点勝ち越し!!

 

大事なところできっちりとスクイズを決めたTTK君。守備でも、一、二塁間を抜ける当たりを素早く回り込んで一塁アウトにする、この日のプレイ・オブ・ザ・デイ!(二試合連続)があり、都度の守備機会をしっかりと守り抜いたTTK君。もはや、名手、名人、職人のどの称号を与えられても異論はないだろう!

 

その後、相手チームには5回に1点を許し、そして、最終回となる7回には同点に追いつかれ、延長戦・タイブレークへ突入!

 

8回表、相手チームのノーアウト、ランナー、一、二塁の場面からゲームスタート。

 

我がチームも試合が終わるまでは諦めることはなかったが、それ以上に相手チームも諦めることなく、攻撃の手を緩めず攻めてきた。

それは、我がチームの1つのイージーミスを発端に、そこから負の連鎖のように次々と失点につながっていく試合展開に、おそらく守っている選手達は集中力が途切れたのだと思う。

その後もいくつかのミスがあり、そこをつけ込まれ相手チームのペースで5点を献上。

 

8回裏、タイブレークで同じく、ノーアウト、ランナーが一、二塁。

1番、神足・DI君から始まる好打順。

ワンボールの二球目を引っ掛けファーストへの高いバウンド。ここで相手のミスが出て、二塁フォースアウトの1つで助かる。

2番、ザ・野球の申し子・ASK君もセカンドへ打ち上げたが、ここでも相手のミスが出て、打球はライトファールグラウンドへ転がる間に2人のランナーが返って、その差3点。

 

しかし、反撃もここまで。10−7で先週に引き続き、二大会連続の初戦敗退。

 

この試合で明暗を分けたのは、先週の敗戦に繋がる「集中力」。

勝てる試合を勝ちきれなかった敗因は、最後の詰めの甘さだった。強いチーム達は、最後の最後まで試合に集中し、試合が終わっても後片付けから撤収まで、集中し続けている。

 

我がチームに今不足しているのは何なのか。明白な部分も踏まえ、今一度、ワンプレーごと、試合ごと、そして普段の練習ごとに自分達は何をしなければいけないのか、個々で、みんなで考え、実行していかなければならない。野球はチームプレーだ。

 

夏の二大会が終わり、今シーズンは市大会、南部リーグの2つを残すのみ。

 

それぞれを最高の形で終えられるよう、もう一度、再チャンレンジだ!