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三ヶ丘ブルースターズ00000101
東海岸さざなみ1000001x2
【春の市大会覇者にサヨナラ劇!!】

本日は春の市大会覇者、三ヶ丘ブルースターズさんをお招きしての練習試合。ダブルヘッダー。

秋の市大会の真っ只中、現在の我がチームの実力がどの程度なのか、三ヶ丘さんの胸を借りつもりで試合に臨む。

 

まずは恒例のキャプテンじゃんけん。本日のKTR君の勝敗は・・・「負け」て「後攻」。またも「2割台」へ逆戻り(詳しい勝敗はこちら)。

 

さて、この日の先発は神足・DI君。今後の市大会、南部リーグの連戦も見据えて、投球内容に課題を持っての登板。

 

そのDI君の本日の投球は、制球、緩急含め、今シーズンのさざなみの投手陣を総合してもベストピッチと言ってもよいクオリティスタート。

4回2/3を投げて、被安打2、四球4、奪三振4、無失点の上々出来な内容。欲を言えば、5回を投げ切りたかったが、それでも本日の内容は文句なし!ナイスピッチ!

 

そして、攻撃の方では、やはりDI君が存在感を放っていた。

1回裏の先頭、DI君が初球をいきなりハードヒット!大きく弧を描いた打球は、東小のグリーンモンスター中段直撃のツーベースヒット!

早速、先制のチャンス。二番、ザ・野球の申し子、ASK君がセーフティ気味の送りバントで自分も生き、ノーアウト、ランナー、一、三塁。その直後、すかさずASK君が盗塁成功で、ノーアウト、ランナー、二、三塁。

三番、エース・YNS君がライトへの浅いフライで三塁ランナーは動けず。

四番、主砲・KTR君のショートゴロの間に、三塁ランナー、DI君が先制のホームを踏む。0−1。

 

その後、両チームともしばらく無得点が続く、投手戦。

特筆すべきは、三ヶ丘さんの九番バッター君の3、5回表の二打席連続ツーベース(しかも、2本とも

ほぼまったく同じレフト線へのライナー性の鋭い打球)、そして、我がチーム、神足・DI君の3回裏の二打席連続のグリーンモンスター直撃のヒット(この打球は速すぎて、シングル止まり)。

 

試合が動いたのは6回表。

5回途中から二番手として登板している、超ユーティリティプレイヤー・YJ君がこの回先頭の四番バッターを四球で歩かせると、盗塁、進塁打などでランナーを三塁まで進め、ワンアウト、ランナー三塁で六番バッターが叩きつけるバッティング。打球がピッチャー前へ転がる間に三塁ランナーがホームイン。打ったバッターはキャッチャーゴロに倒れる。

1回裏の我がチームと同じようなパターンで得点を許し、終盤に1−1の同点。振り出しに戻る。

 

6回裏、さざなみは三者凡退に終わる。

最終回となる7回表、エラーやセーフティバントによる出塁などで、ツーアウト、ランナー、二、三塁のピンチを招くも、YJ君が踏ん張り、迎える三番バッターをセカンドゴロに仕留め、無失点に押さえる。

 

7回裏。ここから、今シーズン、さざなみのゲームで1、2位を争うと言っても過言ではない劇的なドラマが始まる。

ワンアウト、ランナーなしの場面で、八番、TTK君が四球を選び、サヨナラのランナーが出る。

打席には九番、眠れる主砲・MNさん。さあ、みなさん!ここ!ここですよっ!

送りバントの構えから、初球をファール、二球目を空振りし、ツーストライクと追い込まれる。

ヒッティングに切り替わった三球目。

強振した大飛球は、あっという間にセンター方向のホームランラインをワンバンドで越えるツーベースヒット!!

ボールデッドとなってもなお、全速力で二塁へ向かい、塁上で高々と突き上げた右腕は、その打球同様、力強さを感じた。

 

なかなかヒットが出ずに悩み苦しんでいた(であろう?)MNさんの快心の一撃は、本人はもとより、監督、コーチ、選手、そしてお母さん達のみんなが歓喜する一打であったことは言うまでもない。

 

興奮冷め止まぬ中、ワンアウト、ランナー、二、三塁でバッターは一番に返り、DI君。

いつもおいしい場面に回ってきては欲しがるDI君も若干、緊張気味。しかし、ここは冷静に四球を選び、ワンアウト、満塁。

 

迎えるバッターは、二番、ASK君。

 

ツーボール、ワンストライクからの四球目。センターへ上がった打球は飛距離としては十分。

三塁ランナーは俊足のTTK君。センター捕球と同時にタッチアップ!

センターからショート、ショートからキャッチャーへとまったく無駄のない早い中継でボールがホームへ返ってくる!

タイミングとしては微妙な中、TTK君が懸命に走り、左手を伸ばしながらホームへスライディング。

キャッチャー捕球と同時にタッチに行くも追いタッチとなって、セーフ!セーフ!!

サヨナラ〜ぁっっっ!!

 

(大人が)とてもシビれる、好ゲームだった。

 

強豪チーム相手にこの劇的な勝利は、選手達にとってはかなりの自信につながったことだろう。夏の各外部大会での連敗以降、少し波に乗れていない状況が続いたが、ようやく本来の「さざなみ」の「らしさ」のようなものが取り戻せつつある気がする。

 

しかし、さすがは三ヶ丘さん。この試合、エース君が故障で欠いているとは言え、守備のソツのなさ(無失策)は、改めて見習いたいと思う。

 

しばらくの休憩を挟み、第二試合へ続く。