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【最終戦、YK砲が大暴れ!!秋は3位で全日程終了】

本日は南部リーグの3位決定戦。湘南ベンケイさんと対戦。
6年生にとっては、少年野球公式戦、最後の試合。

 

春の相模親善旗杯から、あっという間の1年間。
まさに、光陰矢の如し。
韋駄天揃いの6年生たちは、矢どころか、光の速度で今シーズンを駆け抜けた。
もっと、ゆっくりしてても良いのに。。。

 

最後の試合であると同時に、最後のキャプテンじゃんけん。本日のKTR君の勝敗は・・・「負け」て「先攻」(詳しい勝敗はこちら)。最後までKTR君らしい。決して、裏切らない。

 

 

【 東海岸さざなみ vs 湘南ベンケイ 】

 

 

1番 サード(5回からショート) 神足 DI
 4打数2安打 盗塁2 得点2

 

二打席目のライト左へのヒット、三打席目のレフトオーバーのツーベースヒット、と広角に打ち
分けるところが「好打者」と呼ばれるに相応しい「さざなみ最強の斬り込み隊長」。
そして、ホームランのパンチ力も秘めているところが、最強たる所以。
出塁すれば「神より与えられし足」でダイヤモンド狭しと駆け回り、必ず得点に絡む走力は、ま
さに今年のさざなみの象徴とも言えるであろう。この日は、二盗、三盗の盗塁2。
この試合での登板機会はなかったが、今年はエース・YNS君が故障で投げられない期間、DI君が
「二枚看板」の一人として先発フル回転してくれたおかげで、さざなみの一体感が春先から生ま
れたと言っても過言ではない。

 

2番 ショート(5回からピッチャー) ザ・野球の申し子 ASK
 4打数1安打 得点1

 2回 27球 被安打0 奪三振3 四球1 失点0 自責点0

 

野球「脳」と野球「技能」、2つの「のう」を併せ持った、まさに「野球の天才」。
四打席目のレフトオーバーのツーベースヒットは、あわやホームランという当たり。
かと言って、セフティバントなどの小技もきかせる柔軟なアイディアは大人も脱帽。
ASK君のように「打つ、守る、投げる、走る」と四拍子揃った選手はそういない。
「困った時のASK様」とばかりに、満塁などのピンチな場面でマウンドへ上がり、平然とバッ
ターを打ち取る様は頼もしさしかない。
小さい身体から信じられない速球を投げたかと思えば、スローボールで緩急をつけて相手バッ
ターを手玉に取る頭脳派ピッチングは、ASK君にしかできない芸当。

 

3番 ピッチャー(5回からサード) エース YNS
 3打数3安打 本塁打1 打点3 死球1 盗塁2 得点4

 4回 67球 被安打4 奪三振6 四球1 失点1 自責点0

 

今年は春先から故障に苦しんだが、その都度、不屈の精神でマウンドに返ってきた「さざなみ
の大エース」。
そして、心身ともに大きく成長して、この最終戦も先発で登板。
球数を意識しての丁寧なピッチングながら、この日は低めいっぱいのストレートがよく伸びて、
今年一番の出来。2回、3回の二者連続三振は圧巻。
打撃面では、故障で投げられない間、「スラッガー」として急成長を遂げ、今や主砲・KTR君
をも凌ぐ本塁打数。
初回、一打席目に右中間への弾丸ライナーのホームランで先制パンチをお見舞いすると、二打
席目でタイムリーツーベースヒット、四打席目にタイムリーヒットと大暴れ。
会うたびに身体が大きくなる彼だが、投打ともにスケールも大きくなって、将来が楽しみで仕
方がない。

 

4番 キャッチャー 主砲、キャプテン KTR
 3打数3安打 打点3 死球1 得点2

 

扇の要であり、チームの要であるKTR君。彼は人を惹きつける魅力があり、個性派揃いのこの
6年生たちをよくとりまとめた。そして、その個性派揃いの6年生たちは、何の疑いもなくKTR
君についていった。逆にKTR君を励ましたり、イジったりもした。
KTR君を中心としたこのチームは、大人の私から見て、素直で気持ちの良い清々しいチームだ
と思う。そして、KTR君は最高のキャプテンだと思う。
この日のKTR君は、先述の3番YNS君に負けじと、3安打3打点とこちらも大暴れ。
特に四打席目のライトオーバーのタイムリーツーベースヒットは、ヒッティングポイントが身
体に近い(要するに詰まるポイント)にも関わらず、ライト方向へあわやホームランの当たり
である。
そんなヒッティングポイントが身体に近くて長打を打てるバッターは、筒香と彼くらいしか知
らない。

 

5番 センター 超ユーティリティプレイヤー YJ
 4打数0安打

 

今シーズン、彼のユーティリティぶりに助けられた試合はいくつもある。本職のセンターはも
ちろんのこと、サード 、キャッチャー、中盤からはピッチャーまで!
そして、打撃面でもここで1本ほしい時には必ず打ってくれた。この試合ではノーヒットに終
わったが、進塁打が1つ。
そのかわり、守備で2つもセンターゴロを披露してくれた!が、そのうちの1つは、ファースト
のSK3がYJ君の送球を落とし、センターゴロの成立は1つのみ。
※せっかくのセンターゴロを落としやがって。SKは罰として丸坊主だ。
野球は「センターライン」だが、YJ君がセンターにいるだけで、どれだけ外野が安心できる
ことか。
彼の安心感が両翼の2人にも良い影響を与え、今シーズンの後半には外野陣の3人衆の布陣は
完成されたと自負している。

 

6番 ファースト 負けず嫌い王 SK3
 3打数1安打 四球1

 

センターゴロの送球を落として、YJ君の補殺2つのうちの1つを台無しにした張本人。
何かとファーストミットから白球がこぼれる瞬間を目の当たりにしてきた今シーズン。最後の
最後までそれは代わることなく、本人どこ吹く風。反省しやがれっ!
この日は四球とレフトへのテキサスヒットで出塁するも、自慢の足を生かすことはできず、特
に良いとこなし。
はたして、コイツがさざなみに貢献したことがあったのだろうか?
強いて言えば、10何年ぶり?くらいに、さざなみに女子選手が入ってきたことで、その後の
女子の入団が続いたことだろうか。
※SK3の幼稚園からの大親友、MNさんをも引き込んだ事に関しては、大きいかもしれない。

 

7番 ライト 意外性の男 NOK
 3打数1安打 四球1

 

おそらく、このメンバーの中で、「短期間」での成長率は彼が一番ではないだろうか。
YJ君のセンターゴロに負けじと、6回裏、NOK君もライトゴロで補殺を記録。
相手に攻撃の追随を許さなかった。
春先から比べ、守備力が飛躍的に上がったことは明白。そして、打撃力も。
日に日に、打球の勢いは増していき、ボールを捉える際のヘッドスピードもKTR君に追いつく
くらいのものになっていった。それが証拠に、レフト方向へ打ち返した時の打球の軌道と勢い
が、まるでKTR君の打球のそれに近かった。
そして、彼もまた、足が速い。監督のサインを見逃す以外は、しっかりと盗塁を決められる選
手の1人だ。
これからも、まだまだ伸びる子であることは間違いない。今後も楽しみにしたいところ。
※野球と全然関係ないが、NOK君は「斎藤 工」に似ていると思う。

 

8番 セカンド プレイ・オブ・ザ・デイ最多受賞者 TTK
 1打数0安打 四球3

 

彼がさざなみに入団する頃、すでにKTR君、YNS君、そして「ザ・野球の申し子」ことASK君
という、この代の「野球うまい子トリオ」が在籍していた。
その時点で実力には大きな差があった。
そこから彼は、地道にコツコツと努力し、着実に実力を身につけ、今年のはじめには、前出の
ASK君と二遊間コンビを組むほどにまで成長したのである。
この2人の二遊間は、通好みというか、玄人好み、というか、筆者個人としてはどのチームの
二遊間よりも一番かっこいい、いや、渋い?いや、違うな。なんと表現して良いのだろう?
とにかく、堅実なプレーは肩書きにある通り、プレイ・オブ・ザ・デイそのものである。
チーム1、いや、界隈1の守備力を誇ると言っても過言ではないASK君を差し置いての、プレ
イ・オブ・ザ・デイ。
彼もまた、足が速い。そう。このチームは、何気に「足のチーム」であり、長打力よりも機動
力を軸としたチーム作りを昨年暮れから取り組んできた。
そして、彼も他のチームメイト同様、黙々とハードなトレーニングについてきてくれた選手の
1人である。彼もまた、今後が楽しみ。

 

9番 レフト 裏の四番 MNさん
 4打数0安打

 

眠れる大砲。パンチ力と言うものは、努力して身につくものではなく、天性のものである。
KTR君は体格も良いが、天性のパンチ力がある。
MNさんもまた、天性のパンチ力がある。
さざなみに入団したのは5年生の時。
※ほぼ同時期にSS君とNOK君が入団している。
「投げる、捕る、打つ」は小さい時から慣れておくに越したことはないのだが、それでもMN
さんは真面目に練習に取り組み、今年一年、他の6年生たちと帯同し、そして、試合にも出場
し続けた。この子も「短期間」で成長した1人である。
そして、場面は異なるが、「茅ヶ崎アザレア」(女子選抜チーム)では、「真の四番」として
持ち前のパンチ力でセンター後方へ長打を放っている(この試合でのMNさんの四番としての
働きは素晴らしいもので、ほとんどの打点を稼いだほど)。
彼女の長打を放つ時の特徴は、左方向でも右方向でもなく、必ずセンター方向だ。
それだけ、完璧なタイミングと実直なスイング、そしてそこにパンチ力が加わることで、正面
であるセンター方向への大飛球になるのだと思う。
欲を言えば、あと2ヶ月くらいほしかった。もう少しで自分のバッティングをつかめそうだっ
たのだから。しかし、時間は決められているので、次のステージに進んで、ぜひ、自分のバッ
ティングをつかんでほしい。

 

10番 外野(レフト) ブレない優男 SS

 

もう1人、今年の6年生のメンバーで忘れてはならないのが、SS君。
5年生の時に入団し、おおよそ1年間、練習に明け暮れていたが、5年生後半より受験のために
休部。現在も来年の入学試験に向け、猛勉強中である。
そもそも、小学生で「受験のために野球を辞めて勉強する」という発想があること自体、筆者
には信じられないのだが、SS君の勉強に対するその気迫というか迫力は、さざなみメンバーの
野球に対するそれと匹敵する。
今年の思い出は、海のBBQの時に、SS君がとても楽しそうにみんなと浜野球をしていたこと
と、夏合宿の時にみんなと布団を並べて楽しそうに話していたこと。
いずれもSS君はすごく楽しそうな笑顔だったのが、印象深い。
また、そんな勉強真っ最中なSS君を気持ちよく受け入れるKTR君はじめ、チームメイト達が
なんとまあ、素敵な仲間たちじゃないか、と感動すら覚えたものである。
来年は志望校に受かり、そこで野球を再開してくれると嬉しい限りです。

 

今年のさざなみの最終戦は、見事、勝利で終えることができた。

選手一人一人、思い残すことや悔いが残るプレーがあったかもしれない。

 

しかし、KTR君の「今年が最後の少年野球だから勝ってみんなで笑いたい」の通り、最終戦を勝利し、みんなで笑顔になれたのが、今シーズンのすべてを物語っているのではないかと思う。

 

最終戦のこの試合を含めた、今年の全試合(勝った試合、負けた試合すべて)に「ナイスゲーム!!」と拍手を送りたい。

 

これから、このチームのみんなは、それぞれの次のステージへと進む。また、同じチームで野球をするかもしれないし、別々のチームとなって対戦相手になるかもしれない。

もしくは、野球以外の道に進んでいるかもしれない。

 

どんな道に進もうとも、みんな、楽しんでいてほしい。

 

東小のグラウンドで楽しんで野球をしているみんなの姿はとても魅力的で、周りの大人達はその姿を楽しく見守っていた。そして、これからもみんなの楽しむ姿を応援し続けることだろう。

 

さあ、楽しめ。

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

今年一年間、筆者のくだらない雑文・長文のせいでそこそこの貴重なお時間を無駄にさせてしまった方には、深くお詫び申し上げつつ、感謝の意を表したいと思います。ありがとうございましたっ!